一般社団法人日本RV協会(会長:荒木 賢治、所在地:神奈川県横浜市、略称:JRVA)では、全国各地で開催しているキャンピングカーショーや自治体の行う防災訓練などを通じて、災害時のキャンピングカーの有用性やキャンピングカーを利用した防災に関する啓蒙活動を行っており、この度、9月1日(日)に東京都中野区中野四季の森公園イベントエリアで開催される「防災フェアなかの2024」および兵庫県但馬地域で開催される「合同防災訓練」に参加いたします。
会場では、災害時に活躍できるキャンピングカーの展示に加え、実際の活躍事例をパネルで紹介予定です。災害時には避難シェルターとして迅速に対応できるキャンピングカーでの過ごし方など、レジャーだけではなく、いざという時に防災グッツとしても役立つキャンピングカーをご提案いたします。
キャンピングカーは、すぐに利用できる点が大きなメリットとなります。災害発生時には素早く行動する必要がありますが、キャンピングカーは移動が容易であり、急な避難や立ち退きの際にも迅速に対応できます。また、車内はプライベートスペースが確保されており、安全な場所として機能します。物理的な身の安全だけでなく、ストレスや緊張から解放され、落ち着いて過ごすことができる環境の中で心の安定を保つことができます。
その他、キャンピングカーは電気や水、ガスなどの生活に必要な設備を備えている為、災害時においても基本的な生活をすることが可能です。トイレやシャワーといった装備が整った車両であれば、衛生的な環境を維持しながら過ごすことができます。
また、キャンピングカーはフルフラットの就寝スペースを備えており、長時間同じ姿勢で過ごすことによる健康リスクを軽減する効果もあります。災害時には避難所での滞在が長期化することも考えられますが、キャンピングカー内で生活することで、エコノミー症候群の予防に役立ちます。
災害時に不可欠な情報収集のための通信も、キャンピングカーの電力を活用することができます。キャンピングカーはエンジン用のメインバッテリーと居住空間用のサブバッテリーを搭載しているため、電力供給の確保が可能です。これによって、通信手段を維持しながら避難生活を送ることができます。
以上のように、キャンピングカーは災害時において身の安全を守り、落ち着いて過ごすことのできる生活環境を提供し、電力確保や通信手段の維持にも役立つ重要な存在となります。
日本RV協会が全国のキャンピングカーユーザーを対象に行った調査では、「キャンピングカーが災害時に活躍すると思う」と回答したオーナーが98.3%にも上り、キャンピングカーが防災対策として広く認識されていることが分かりました。
また、キャンピングカーで災害時に確保できると感じるものは何かという問いに対して、91%以上の方が「プライバシー」と回答されました。避難所などでプライベートな空間が持てないことは身体的・精神的な問題に繋がりますが、キャンピングカーでは家族単位のプライベート空間が確保できるため、ストレスを軽減することが出来ます。また、ペットとは同行できない避難所も多くありますが、キャンピングカーは災害時でも家族のプライバシーを守ることができるうってつけの避難所となります。このように、プライバシーのある家族だけの安心できる空間は、災害時に役立つキャンピングカーの特性の一つです。
日本RV協会では、防災に関し積極的な取り組みを行っております。地方自治体が主催する防災訓練への定期的な参加や全国のキャンピングカーショーでの防災ブースの設置など、その活動は多岐にわたります。ここでは、実際のキャンピングカーを展示し、車両の機能や利点を多くの人々に直接体験してもらう機会を提供し、キャンピングカーを活用した防災に関する啓蒙活動を行っています。「くるまの防災ハンドブック」の発行と配布も行い、ユーザーの防災意識を高めるために貢献しています。
また、日本RV協会は昨年の宮城県栗原市との包括連携協定の締結に続き、今年、静岡県浜松市および岐阜県大垣市と災害協定を締結するなど、自治体との間でも災害対策に関する取り組みを行っています。これらの協定は、キャンピングカーの特性を活かし、災害発生時の支援や被災地の復興サポートにキャンピングカーを活用するためのものです。
今後も日本RV協会では、自治体との協定の締結を通して、キャンピングカーを活用した災害対策や防災支援を全国に展開して参ります。
※「くるまの防災ハンドブック」はこちらからご覧いただけます:https://www.jrva.com/media/bosai-handbook20240131.pdf
※JRVAの「防災への取組」はこちらからご覧いただけます。https://www.jrva.com/activity/disaster/
令和6年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」では、1月5日に石川県からの要請を受け、会員企業に被災地派遣車両の募集を行い、1月11日より石川県珠洲市、輪島市への応援自治体職員の宿泊施設として、 キャンピングカー60台を派遣しました。被災地での宿泊場所の確保が難しい環境の中で、派遣したキャンピングカーは、全国からの応援職員の宿泊施設として活用されています。
その他、東日本大震災では、キャンピングカーがボランティアの方々の宿泊や休憩の場、災害対策本部の会議スペースとして活用されました。
局地的な被害が大きかった熊本地震の際には、JRVAから提供されたキャンピングカーが被災者の生活支援に貢献しました。この際、医療用のキャンピングカーも用意され、医療現場での活動や支援が行われました。
また、キャンピングカーの特徴である空間の広さ、就寝スペースが確保できる点を活かし、遠方から数日かけて大量の物資を運んだ事例もあります。キャンピングカーの積載能力が有益に活用されました。
このように、キャンピングカーの災害時の使用目的は多岐にわたり、宿泊所や休憩拠点、移動可能な避難シェルターなど、被災者を支援する方々にも活用されています。
※令和6年能登半島地震における日本RV協会の支援状況についてはこちらからご覧いただけます。
https://www.jrva.com/noto-peninsula/
※その他具体的な活動の紹介についてはこちらからご覧いただけます。
https://prtimes.jp/story/detail/xzmvV2teZXB
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