一般社団法人日本オートキャンプ協会のイベント「Outdoor Day Japan 2017 東京」(2017年4月8日、9日)において、今回が初開催となる同協会主催のパネルディスカッションが行われました。当協会もご招待いただき、パネラーとして参加しました。
このパネルディスカッションはイベント初日の4月8日(土)に開催されました。一般社団法人日本オートキャンプ協会、観光庁、当協会の3団体より、「新たな観光文化創出の可能性を求めて『アウトドアとRVが観光マーケットに果たす役割とは』」をテーマに各パネリストが取り組みについて、画像や統計資料をベースに発表しました。
当協会からは下記内容を発表しました。
・キャンピングカーの種類とそれぞれの占有率
・ユーザーの使用目的などの実態から、キャンピングカーユーザーが全国で地域観光に貢献している実態について
・増加傾向にあるキャンピングカーの現状を持続的なものとし、今後更に増やしていくために必要なこと = RVパークを中心とした車中泊インフラの提案
政府の観光立国政策のもと、訪日観光・国内旅行の振興が進んでいますが、観光客は首都圏や既存の有名観光地に集中しがちで、受け入れ地のインフラはキャパシティーを超えています。
キャンピングカーを中心とした自動車国内旅行は、観光客を日本全国へ分散させる効果があります。また、キャンピングカー旅行客がそれぞれ旅先で宿泊することは、新しい観光地の発掘、各地域の経済活性化へ繋がるなど、国内観光旅行の可能性が広がるのではないかと考えられます。
今後、「道の駅」が地域観光の情報源となり、そして自らが新しい観光地となったり、全国にある「オートキャンプ場」や「RVパーク」がキャンピングカー旅行客の宿泊地となって旅行客を分散させたりと、今後の自動車による観光旅行がもたらす可能性について様々な意見が提案されました。
《概要》
主題:新たな観光文化創出の可能性を求めて
「アウトドアとRVが観光マーケットに果たす役割とは」
パネラー:
観光庁 観光地域振興部 観光資源課 課長補佐 太田 雄也 氏
《発表内容》
・日本人および訪日外国人旅行者の特徴
・明日の日本を支える観光ビジョンについて
・国立公園ステップアッププログラムの紹介
・エコツーリズムについて
一般社団法人日本RV協会
副会長 加藤 次巳智 (画像右)
理事(未来創造部長) 河出 学 (画像左)
一般社団法人 日本オートキャンプ協会 会長 明瀬 一裕 氏
《発表内容》
・オートキャンプは観光
・オートキャンプこそニューツーリズム
・インバウンドの促進について
(海外キャンパーの訪日ツアーのケースなど)
司 会 :沖田 雅生 氏(アウトドアデイジャパン実行委員長)
内 容 :それぞれの団体が観光の切り口で、どう取り組んでいるか、その活動と目的を、映像や資料をベースにプレゼンし、新しいマーケット創出の場となることを目指す。
会 期 :4月8日(土)11:00~11:50
会 場 :会場隣接「ヴォルテックス スポーツカフェ」
Outdoor Day Japan 2017
H P : http://outdoorday.jp/